新AffinityのiPad版は11月登場へ|11月4日にイベント開催

AffinityのiPad版でカラフルなベクターアートを編集中の画面

写真編集もベクターイラストもページレイアウトも、iPadで本格的に扱えるAffinity。ところがCanvaによる買収後、新しいAffinityがMacとWindowsで登場した一方、iPad版は旧アプリのまま。制作にiPadを使っている人にとっては、少し取り残されたような状況が続いていました。

そんなAffinityの新しいiPad版について、Canvaが2026年11月に登場予定と案内しています。さらに、Affinity for iPadのオンラインイベント登録ページも公開されました。開催日時は2026年11月4日(水)17時〜21時(GMT)。日本時間では11月5日(木)午前2時〜6時です。イベントの詳しい内容やアプリの配信日、iPadで使える機能は、今後の発表を待つ必要があります。

新しいAffinityのiPad版をApp Storeで予約

日本のApp Storeに「Affinity by Canva」の予約ページが公開されました。配信前にチェックしておきたい人は、以下のリンクから確認できます。

App Storeで「Affinity by Canva」を予約する

Affinity for iPadのイベントは11月4日

Canvaのイベントページには「Affinity for iPad」として登録案内が掲載されています。日本時間では深夜から早朝にかかる時間帯なので、リアルタイム視聴が難しい人は、配信や発表内容が後日公開されるかも確認しておきたいところです。

Affinity for iPadのイベント登録ページ

Canvaによる買収から、新しいAffinityへ

Canvaは2024年にAffinityを開発するSerifを買収しました。Affinityはそれまで、写真編集のPhoto、ベクター制作のDesigner、レイアウト制作のPublisherという3つのアプリを展開していました。

2025年10月に発表された新しいAffinityは、この3つの制作分野をひとつに統合したアプリです。MacとWindowsでは基本機能が無料で利用でき、Canvaアカウントで使い始められます。CanvaのAI機能を使うには、対応する有料プランが必要です。

従来の買い切り型から無料の統合アプリへという変化は大きいものの、iPadユーザーにとっては新しい制作環境をすぐに試せない状態が続いていました。

iPad版が旧V2のままだった問題

iPadには従来のAffinity Photo 2、Designer 2、Publisher 2がありましたが、MacやWindows向けの新しい統合Affinityと同じアプリではありません。

ここで気になるのがファイルの互換性です。新しいAffinityは旧バージョンのファイルを読み込めても、新しいAffinityで保存したファイルを旧V2で開くことはできません。

例えばMacの新しいAffinityで図解を編集し、その続きをiPadの旧Designer 2で仕上げる、という往復作業はできません。制作環境を両方の端末で使い分けている人には、単なるアプリ更新以上に重要な問題です。

新しいiPad版が登場すれば、少なくとも同じ世代のアプリで制作できる環境が整う可能性があります。ただし、Mac版との機能差や実際のファイル連携は、リリース後に確認する必要があります。

新しいiPad版で期待したい3つのこと

Apple Pencilを使った写真・ベクター編集

写真のマスク調整やベクターのパス編集など、細かな操作をApple Pencilで行えるか。タッチ操作に合わせたツール配置も気になります。

写真編集からPDF制作までの一体化

記事のアイキャッチを加工し、図解を組み合わせ、PDF資料として書き出す。従来は複数のAffinityアプリを行き来していた作業が、iPad上でもひとつのアプリで完結するかが注目点です。

MacとiPadのファイルを行き来できるか

iPadで下書きし、Macで仕上げる。あるいはその逆の運用がスムーズになるか。保存形式だけでなく、フォント、エフェクト、ページレイアウトの再現性も確認したいところです。

無料で使える? 対応機種は?

Mac・Windows向けの新しいAffinityは基本機能を無料で提供しています。一方、iPad版の提供形態、対応するiPadOSや機種、機能の範囲は正式発表待ちです。デスクトップ版と同じ機能・料金になるとは限りません。

2026年10月21日時点で、Canvaは新しいiPad版を11月に提供すると予告し、11月4日のイベント登録を受け付けています。旧V2アプリからの移行方法も含め、実際に使い始める前に確認が必要です。

iPadで写真編集や図解、PDF資料制作をしている人にとって、今回の発表は期待できるニュースです。ただし、旧アプリのファイルをすぐに移行するより、新しいiPad版の仕様を確認してから制作環境を切り替えるのがよさそうです。

参考情報