DartSide Pattern Draftingは、紙の洋裁型紙をiPhoneやiPadで撮影し、デジタルの型紙としてトレース・補正・書き出しできるパターン作成アプリです。
写真を背景に置くだけではなく、撮影時の遠近歪みを補正して縮尺を設定し、その上から指やApple Pencilで線やカーブをベクターとして描けます。紙型紙をデジタル化したい人だけでなく、既存型紙の補正やオリジナルパターンの作図にも使えます。
紙の型紙をiPadへ取り込める
DartSideでは、紙型紙やトワルをiPhone・iPadで撮影して作図の下絵にできます。
基本の流れは、型紙を撮影 → 写真の遠近歪みを補正 → 実寸に合わせてスケールを設定 → Construction画面の背景へ配置 → 輪郭をベクターでトレースです。
撮影画像はロックでき、必要に応じて表示・非表示を切り替えられます。
Apple Pencilで型紙を補正する
線やカーブは指またはApple Pencilで描画・編集できます。
ポイントを自由に移動するだけでなく、方向や距離を数値で指定して移動できます。線やカーブでつながった2点間の長さを測ったり、別パーツとの組み合わせをシミュレーションしたりする機能もあります。
紙型紙へ直接線を書き足すのではなく、元の形を残しながら補正案を作れるのが利点です。
縫い代・ノッチ・地の目まで設定できる
作図した形からパーツを作成し、縫い代、ノッチ、マーカー、地の目、コーナー形状など、縫製に必要な情報を追加できます。
単なるトレースアプリではなく、裁断・縫製に使う型紙データとして仕上げられます。
PDF・SVGで書き出せる
完成した型紙はPDFまたはSVGで書き出せます。
SVGはベクターデータなので、IllustratorやInkscapeなどへ渡してレイアウトや表示を調整できます。PDFとして出力すれば、印刷用データとして扱えます。
DartSide自体は無料で試せますが、PDF・SVGの無制限書き出しにはPremiumが必要です。日本App StoreではPremiumは月額2,200円です。
iPad Workersで試したいこと
特に試したいのは、手持ちの紙型紙をデジタル化し、補正履歴まで残せるかです。
紙型紙 → DartSideで撮影・トレース → 補正 → SVG/PDF書き出し → Obsidianに制作記録 → Gitで型紙の変更履歴を管理
という流れにできます。
Obsidian側には、型紙名、元サイズ、使用生地、補正理由、完成写真、着用後に気づいたこと、次回の修正点などをMarkdownで記録します。
SVGを書き出してGit管理すれば、「v1:元型紙」「v2:袖丈 -20mm」「v3:身幅 +10mm」のように、型紙そのものの変更履歴も残せます。
完成した服だけでなく、「なぜこの補正をしたのか」まで残しておくことで、過去の洋裁経験を次の制作に再利用しやすくなります。
注意したい点
DartSideはiOS 17/iPadOS 17以降に対応しています。表示言語は英語とフランス語です。
また、PDF/SVGの書き出しはPremium機能です。A4など特定の用紙サイズへ分割して印刷するワークフローは、実際に書き出したPDF/SVGで確認したいポイントです。
公式情報
DartSide Pattern Drafting
DartSide


