2026年10月22日、Pages・Keynote・Numbersのバージョン15.4.1が公開され、英語の更新情報にAI機能「Intelligent Assistant」が掲載されました。日本のApp Storeにも同日付で15.4.1が掲載されていますが、更新情報は英語です。機能はApple Creator Studio登録者向けのベータとして説明されています。
今回のポイントは、文章を生成するだけではなく、今開いている文書やプレゼンテーション、スプレッドシートの内容を踏まえて、アプリ内で作業を手伝えることです。
Pages・Keynote・Numbersでできること
Pages:下書きから文章の整理まで
Pagesでは、書類の内容を踏まえて文章の下書きを作り、段落を追加し、構成や文体を調整できます。画像や図形の生成も自然言語で指示できます。
たとえばiPadで講座の配布資料を作るとき、伝えたい内容を自分で決め、本文の下書きや読みやすい表現への調整をAIに任せる使い方が考えられます。
Keynote:スライドの作成・編集・発表準備
Keynoteでは、プレゼンテーションの内容に合わせてスライドを作成・調整し、アニメーションを追加したり、発表者ノートや画像・図形を生成したりできます。
9月のアップデートでは、スライドの内容に合った画像生成が強化されました。今回はスライドの構成から仕上げまで支援が広がっています。
Numbers:数式・表・グラフの作成
Numbersでは、スプレッドシートのデータを踏まえて数式の作成を頼めます。表の生成、グラフの提案、データの傾向を見つける支援も含まれます。
たとえば月別の支出や作業時間を記録した表から、変化を見やすくするグラフを考える場面に利用できそうです。
3アプリに共通する新しい支援機能
Intelligent Assistantは、各アプリの高度な操作方法を案内したり、次に試す機能を提案したりします。さらにWeb上の情報を検索し、調べた内容を書類やスライド、表に取り込むこともできます。
別のAIアプリとのコピー&ペーストを減らし、作業しているアプリの中で調べる・考える・編集するところまで進める方向の更新です。調べた数値や情報を公開資料に使用するときは、元の情報を確認する必要があります。
無料版とApple Creator Studioの違い
Pages・Keynote・Numbersの基本的な作成、閲覧、編集、共同作業は、引き続き無料です。Intelligent Assistant(ベータ)や追加のプレミアム素材・テーマはApple Creator Studioのサブスクリプション登録者向けです。
Apple Creator Studioの国内料金は月額1,780円/年額17,800円、学生・教職員向けは月額480円/年額4,800円。Keynote・Pages・Numbersごとに別料金が必要なわけではありません。
また、Keynoteにはすべてのユーザー向けに、新しい交換形式「Keynote Interchange Format(.keyx)」を使った入出力機能(ベータ)も加わりました。
日本語対応とiPadの利用条件に注意
更新情報の注記では、Intelligent Assistantは米国英語のみで、Apple Intelligence対応デバイスとiOS 27またはiPadOS 27以降が必要とされています。日本のApp Storeでも15.4.1は掲載済みですが、機能の説明・提供条件は英語です。9to5Macは初回更新後に記者の環境で機能を確認できなかったと報告し、MacRumorsは一時的なApp Store取り下げ後に再掲載されたと伝えています。したがって、日本語版の情報更新だけが遅れているとは断定できず、提供開始時には地域・端末・言語設定などの条件も影響する可能性があります。
アプリ自体を日本でダウンロードできることと、今回のAI機能を日本語で利用できることは異なります。日本語での提供時期は、Appleの今後の案内を確認する必要があります。
なお、Apple公式Newsroomの9月29日発表は15.4の更新内容を案内しており、この10月のベータ機能には触れていません。10月の内容は日本のApp Storeに現在掲載されている更新情報と複数メディア報道を照合しています。利用できるかは、対応OSを満たす端末で実際のアプリ内表示を確認してください。
9月のApple Creator Studioアップデートとの違い
9月29日のアップデートでは、Keynoteでスライド内容に合わせた画像生成、フリーボードで手書きメモに使う作文ツール、iPad版Pixelmator Proの「選択とマスク」などが紹介されました。
今回は、その先の文書・スライド・表の作成や編集を自然言語で支援する機能が3アプリに追加されたことが中心です。
前回のアップデートについては、こちらの記事で紹介しています。
アップデート解説
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2026年9月のApple Creator StudioアップデートをiPad視点で解説。フリーボードの手書きAI要約、Pixelmator ProのSelect and Mask、Keynoteの画像生成がつなぐ制作フローをまとめます。
記事を読む →3アプリの基本機能と料金を確認する
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