iPad Air(M4)とiPad Pro(M5)は何が違う?画面・重さ・価格を比較

現行のiPad Airは2026年3月発売のM4搭載モデル、iPad Proは2025年10月発売のM5搭載モデルです。どちらにも11インチと13インチがあり、Apple Pencil ProとMagic Keyboardに対応します。

購入時に注目したいのは、チップの世代差だけではありません。iPad ProはOLEDディスプレイ、最大120HzのProMotion、Face ID、より薄く軽い本体を備えます。 一方、iPad Airも12GBのメモリとM4チップを搭載しており、ノート作成や画像編集、資料制作などをこなせる構成です。

M4搭載iPad Airで複数のアプリを開いているApple公式画像

画像: Apple Newsroom/iPad Air(M4)発表

iPad Air(M4)とiPad Pro(M5)のスペック比較

項目iPad Air(M4)iPad Pro(M5)
発売2026年3月2025年10月
サイズ11インチ/13インチ11インチ/13インチ
チップM4M5
CPU8コア9コア/10コア
GPU9コア10コア
メモリ12GB12GB/16GB
画面Liquid Retina(液晶)Ultra Retina XDR(タンデムOLED)
リフレッシュレート最大60Hz最大120Hz(ProMotion)
最大SDR輝度11型500/13型600ニト1,000ニト
本体認証Touch IDFace ID
スピーカー横向きステレオ4スピーカー
USB-CUSB 3(最大10Gbps)Thunderbolt/USB 4(最大40Gbps)
ストレージ128GB〜1TB256GB〜2TB
Apple Pencil Pro対応対応
Nano-textureガラス選択不可1TB/2TBで選択可能
Wi-FiWi-Fi 7Wi-Fi 7
公称バッテリーWi-Fiで最大10時間Wi-Fiで最大10時間

iPad Proは256GB・512GBモデルが9コアCPU/12GBメモリ、1TB・2TBモデルが10コアCPU/16GBメモリ。ストレージ容量によってチップのCPUコア数とメモリ容量も変わります。

日本価格はどのくらい違う?

2026年11月6日時点のApple公式オンラインストアの税込価格です。まずWi-Fiモデルの最小構成を比べます。

画面サイズiPad AiriPad Pro価格差
11インチ129,800円209,800円80,000円
13インチ169,800円269,800円100,000円

ただし、iPad Airは128GBから、iPad Proは256GBから。最小価格だけではストレージ条件が揃いません。

どちらも256GBに統一すると、価格差は次のとおりです。

256GB・Wi-FiiPad AiriPad Pro価格差
11インチ146,800円209,800円63,000円
13インチ186,800円269,800円83,000円

11インチの256GB同士では約6.3万円、13インチでは約8.3万円の差があります。両モデルともApple Pencil Proやキーボードは別売りなので、必要ならアクセサリ込みの総額でも考えたいところです。

価格は購入時期や販売店によって変わります。現行価格はAppleのiPad Air購入ページとiPad Pro購入ページで確認できます。

画面の違い:ProはOLEDと最大120Hz

画面は、iPad Proに追加費用を払う理由として分かりやすい部分です。

iPad AirのLiquid RetinaはIPS方式の液晶ディスプレイです。11インチの最大輝度は500ニト、13インチは600ニト。広色域P3、True Tone、フルラミネーション、反射防止コーティングを備え、普段のノートや写真の表示にも使いやすい仕様です。

iPad Proは2層のOLEDを使ったタンデムOLEDを搭載しています。黒い部分を深く表示でき、SDRで最大1,000ニト、HDRコンテンツではピーク1,600ニトの輝度に対応します。

さらに、iPad ProのProMotionは10〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応。Airの60Hz表示と比べると、スクロール中の文字やApple Pencilで線を引く際の動きが滑らかに見えます。

動画の暗いシーンやHDR写真をよく見る人、画面の滑らかさを重視する人にはProのメリットがあります。一方、PDFの閲覧、文字入力、手書きノートなどでは、Airのディスプレイでも基本的な作業は共通しています。

M5搭載iPad ProとMagic KeyboardのApple公式画像

画像: Apple Newsroom/iPad Pro(M5)発表

M4とM5の性能差は、使うアプリで考える

iPad AirのM4は8コアCPU、9コアGPU、12GBユニファイドメモリ。iPad ProのM5は最大10コアCPU、10コアGPUを搭載し、1TB以上ではメモリが16GBになります。

例えば、ブラウザとノートアプリを行き来する、Obsidianで原稿を整理する、Keynoteでスライドを組む、写真に補正を加えるといった作業なら、iPad Airも十分検討できる性能です。

より大きな3Dデータを扱う、重い映像処理を繰り返す、対応アプリでGPUやメモリを強く使う場合は、M5搭載iPad Proの余裕が役立ちます。ただし、チップが新しいからといって、あらゆる操作が目に見えて速くなるわけではありません。 選ぶ際は使うアプリの対応機能や処理内容も確認するのが確実です。

薄さと重さ:13インチはProの方が37g軽い

ケースを外したWi-Fiモデルの本体重量を比べると、Proの方が薄く軽くなっています。

サイズiPad Air(M4)iPad Pro(M5)
11インチの重量464g444g
11インチの厚さ6.1mm5.3mm
13インチの重量616g579g
13インチの厚さ6.1mm5.1mm

11インチでは20g、13インチでは37gの差があります。13インチのProは、Airより1mm薄い設計です。

ただし、持ち歩くときの重量はケースやMagic Keyboardの有無でも変わります。タブレット単体で手に持つ時間が長いか、キーボード付きで机に置く時間が長いかによって、重さの感じ方も変わります。

Apple Pencilの機能は両方とも使える

iPad Air(M4)とiPad Pro(M5)は、いずれもApple Pencil ProとApple Pencil(USB-C)に対応しています。Apple Pencil Proのスクイーズ、バレルロール、ホバーなどは、対応アプリで両モデルから利用できます。

ProだけがApple Pencil Proの機能を使える、という違いはありません。 ペン入力に関係する大きな違いは、主にディスプレイの表示品質と最大リフレッシュレートです。

手書きノート、PDFへの書き込み、Procreateなどのイラスト制作では、どちらのモデルも選択肢になります。描画時の滑らかさまで重視するかどうかで判断できます。

Apple Pencilのモデルごとの違いはこちらで紹介しています。

Face ID・スピーカー・端子にも違いがある

Touch IDかFace IDか

iPad Airは本体上部のボタンに指を当てるTouch ID、iPad Proは顔で認証するFace IDを搭載しています。机に置いてキーボードで使うことが多い場合、画面を見てロックを解除できるFace IDは便利です。認証方法には好みもあります。

音とカメラ

iPad Airは横向きのステレオスピーカー、Proは4スピーカーオーディオを搭載。外部スピーカーを使わず映画や音楽を楽しむことが多ければ、音の違いも選ぶ材料になります。

背面カメラはどちらも12MP広角に対応しますが、iPad ProにはLiDARスキャナがあります。空間を測定するアプリやAR関連の用途ではProの機能が役立ちます。

外部SSDを使うなら端子の速度も確認

AirのUSB-CはUSB 3で最大10Gbps、ProはThunderbolt/USB 4で最大40Gbpsに対応します。高速な外部SSDに大きな動画ファイルを頻繁に移すなら、Proの帯域幅を活用できる可能性があります。実際の転送速度は接続機器やケーブルにも左右されます。

11インチと13インチ、どちらが使いやすい?

画面サイズの選び方はAirとProで共通しています。

  • 11インチ:移動中や手持ちで使う、読書やノートが中心、机の場所を取りたくない場合
  • 13インチ:PDFとノートを並べる、資料を見ながら文章を書く、スライドやイラストを広い画面で編集する場合

13インチのAirでも広い画面を比較的抑えた価格で使えます。大画面を優先するなら「11インチProにするか、13インチAirにするか」という比較も有効です。11インチProの最小価格は209,800円、13インチAirは169,800円からなので、サイズを大きくしてもAirの方が4万円安くなります。

どんな使い方ならAir、どんな使い方ならPro?

主な用途選び方の目安
デジタルノート・PDFAirから検討。ペンの基本機能は共通
文章執筆・資料作成Airから検討。キーボード代も含めて予算を確認
Keynote・画像編集Airでも対応。高輝度やHDR表示を重視するならPro
イラスト制作両方対応。120Hzの滑らかさを重視するならPro
映画・HDR映像OLEDと4スピーカーのProに利点
大容量の動画・3D制作高速端子と高い処理性能を持つProが候補
できるだけ安く大画面にしたい13インチAirが候補

どちらも優れたiPadですが、用途によって必要な機能は異なります。性能だけでProを選ぶ前に、OLEDと120Hz、Face ID、薄さ、Thunderboltが日常の使い方に必要かを確認すると、価格差を判断しやすくなります。

迷ったときの選び方とアクセサリ予算の考え方

実際にiPadをノートや仕事の道具として日々使う中で、選び方に迷ったときのポイントを3つ整理しました。

1. 「11インチPro」と「13インチAir」で迷ったら作業領域を優先してみる

予算20万円前後で悩む場合、「11インチのPro」と「13インチのAir」がほぼ同価格帯になります。 もしiPadの主な用途が「手書きノートとPDFの2画面表示」「資料を見ながらの文章執筆」「デジタル手帳を広々と使う」ことなら、13インチの大画面がもたらす作業効率の向上は、ProMotionやOLED以上の実利を感じやすい場面が多くあります。 一方、電車の中やカフェなど手持ちでサッと取り出してメモを書いたり読書を楽しみたいなら、取り回しの良い11インチが快適です。

2. 手書きノートや思考整理ならAirでも十分な理由

Apple Pencil Proの魅力である「スクイーズ(ペンを握ってツール切り替え)」「バレルロール(ペン軸の回転)」「触覚フィードバック」は、iPad AirでもiPad Proと全く同じように動作します。 Proの120Hz表示は素早いペンの走りに極めて滑らかに追従しますが、日常的な文字の筆記、図解メモ、マインドマップ作成などでは、Airの60Hzでもペン先が遅れて困ることはほとんどありません。「Apple Pencil Proで手書き思考を深めたい」という目的であれば、Airでも体験の核をしっかり味わえます。

3. 本体の差額をアクセサリやアプリへ回すバランス

iPad本体の価格差(約6.3万〜8.3万円)は、Apple Pencil Pro(21,800円)やMagic Keyboard(約5万〜6万円)を揃える費用とほぼ同等です。 予算に上限がある場合、「Pro本体だけを買ってアクセサリを諦める」よりも、「Airを選んで周辺機器や使いたい有料アプリをしっかり整える」方が、結果として日々のiPad活用度や満足度は高くなります。自分の作業環境に本当に必要な道具一式の総額から逆算してみるのがおすすめです。

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