Working Copyは、iPadやiPhone上で本格的なGitバージョン管理を行えるiOS屈指の強力なGitクライアントアプリです。リポジトリのクローン、ブランチ切り替え、変更差分(Diff)の確認、コミット、プッシュ、プルまで、デスクトップと同等のGitワークフローをiPad1台で完結できます。
iPad Workersでも、電子書籍『iPad Workers ノートアプリとApple Pencilの活用』や『iPadのはなし』の執筆・制作において、原稿データのGit管理や共同編集の主軸アプリとして長年愛用しています。

iPadでの書籍執筆と共同編集ワークフロー
書籍原稿のような大規模なテキスト制作では、複数人で編集を進めると「誰がどこを変更したのか分からなくなる」「同じファイルを同時に触って先祖返りしてしまう」といった問題が起きがちです。
Working Copyを使って原稿データをGit管理すると、テキストの変更箇所はもちろん、誰がどう書き換えたのかが色分けされて一目で分かります。

もし同じファイルを同時に編集してしまっても、競合(コンフリクト)アラートが表示され、どちらの変更を残すか直感的に選択してマージできます。
画像ファイルの差分もビジュアルに確認できる
Working Copyの優れた点は、テキストファイルだけでなく画像ファイルの変更点もチェックできることです。

本の挿絵や図解の差し替え前後の違いを並べて確認できるため、デザインや画像素材のチェック業務にも重宝します。
Slide Overを使った隙間時間の原稿校正
完成原稿の最終チェックでは、BookアプリやPDF Viewerで完成形に近いレイアウトを表示しながら、修正したい箇所が見つかったときだけWorking CopyをSlide Overでサッと呼び出して修正・コミットするという使い方が非常に快適です。

修正が終われば画面右外へスワイプして隠し、また読むことに集中できます。場所を選ばずリビングやカフェなどの隙間時間でも、iPadだけでサクサク校正が進められます。
大規模ノートの高速な全文検索ハック
Working Copyは、Gitインデックスを活用したローカルファイル検索が極めて高速です。

ObsidianやNotePlanなど、大量のMarkdownファイルを扱うノート環境において、モバイルアプリ単体では検索が重くなるような保管庫(Vault)でも、Working Copy経由であれば一瞬で目的のキーワードを含むファイルを全文検索して開くことができます。画像のサムネイル表示にも対応しているため、資料のブラウズ用としても優秀です。
Working Copyの特徴
- 本格的なGit機能:クローン、ブランチ管理、マージ、リベース、コミット、プッシュ、プルに完全対応
- 視認性に優れた差分(Diff)表示:テキストの行単位・単語単位の変更差分に加え、画像やPDFの比較プレビューにも対応
- 「ファイル」アプリ連携:ObsidianやiA Writer、Textasticなどの外部エディタからWorking Copy内のリポジトリを直接開いて編集可能
- 高速な全文検索とファイルブラウズ:大規模なテキストリポジトリでも瞬時にヒットするインデックス検索と画像サムネイル表示
- ショートカットアプリ連携:Fetch、Pull、Push、Commit、Syncなどのアクションをショートカットから自動実行可能
- プルリクエストのレビュー:GitHubやGitLabのPRをiPad上で直接確認・コメント・マージ(Pro機能)
Working Copyの料金
アプリのダウンロード、リポジトリのクローンや差分確認、ローカルでのコミット作成などは無料で利用できます。
- 無料版:リポジトリのクローン、ブラウズ、高速全文検索、ローカル変更のコミット
- Pro版(App内課金):リモートリポジトリへのプッシュ、プルリクエストのレビュー・マージ、高度なSSH鍵管理、Auto-Sync機能の解放(買い切りで提供。購入後1年間の新機能アップデート権が付属し、期間終了後も購入時点までの機能はずっと使い続けられます)
Working Copyのアップデート内容
7.0.5:2026年10月13日:アプリ内プルリクエストレビュー対応・Markdown見出しリンクのObsidian互換性向上
- アプリ内プルリクエストレビュー対応・Markdown見出しリンクのObsidian互換性向上
- GitHubやGitLab等のプルリクエストをアプリ内で直接レビュー・コメント・マージできる機能を追加(Pro機能)。
- Markdownプレビュー内の見出しリンクをObsidianやGitHubの命名規則に対応させ、日本語や記号を含む見出しへのジャンプに対応。
- iPhone Duoの2画面折りたたみ表示に対応(リポジトリとエディタの左右分割表示)。
7.0.1:2026年9月13日:リポジトリ自動同期(Auto-Sync)機能やショートカット連携の追加
- 端末ロック後も同期を継続できる機能、Auto-Syncのログ記録および通知を改善
- Repository AgentがApple Private Cloud Computeに対応。高精度モデルでのコードレビューやコミット提案機能を追加
- ショートカットのFetch、Pull、Push、Syncアクションで大容量リポジトリ転送時に中断せず進捗表示と停止ボタン付きでバックグラウンド実行を継続するよう改善
Git client - Working Copy
Anders Borum




