紙の手帳とiPadデジタルプランナーの使い分け|バレットジャーナルから始まった「手書き」を続ける仕組み

なぜ便利なカレンダーアプリがあるのに、あえて「手書きの手帳」を続けるのか?

スケジュール管理ならGoogleカレンダーやApple標準カレンダー、タスク管理ならリマインダーや専用アプリのほうが通知も検索も正確です。それでも私が2004年から紙のノートを書き続け、2019年からはiPadのデジタル手帳(デジタルプランナー)で毎日「手書き」を続けているのには、明確な理由があります。

それは、そのときの自分の感情やコンディションは「自分で書いた文字の筆跡」にしか残らないからです。

iPadとApple Pencilで書き込んだデジタルプランナーの見開き画面

フォントで打ち込まれたテキストは、どんなに忙しくて焦っているときに打っても、ゆったりした休日に打っても同じ形をしています。しかし手書きの文字は、急いでいれば雑になり、気持ちが落ち着いていれば丁寧になり、モヤモヤしていれば筆圧や字粒にそのまま表れます。

後からページを見返したとき、「あの時はこんなことにワクワクしていたな」「この時期は余裕がなかったんだな」と一瞬で当時の自分と対話できる情報量は、手書きならではの財産です。


紙のバレットジャーナルで挫折した「セットアップの手間」をiPadが解決してくれた

私が手帳に求めている機能は、突き詰めると次の3つに集約されます。

  1. 1日の行動と自分の気持ちを振り返れること(日記・ライフログ機能)
  2. 日々の習慣や体調・お金の流れが見えること(トラッカー・記録機能)
  3. やるべきことを期限までに無理なく終わらせられること(タスク・時間管理機能)

この3つを1冊にまとめる手法として最も相性が良かったのが「バレットジャーナル(Bullet Journal)」でした。しかし、紙のノートでバレットジャーナルを続けていたときにどうしても負担になっていたのが、毎月・毎週の初めに定規で線を引いて日付を書き込む「セットアップ作業」です。

Keynoteで自作したフォーマットをGoodnotesに読み込んで使っていた初期のiPadバレットジャーナル

そこで2019年に紙の手帳からiPad+Goodnotesへ移行したところ、以下のメリットによって手帳の継続ハードルが劇的に下がりました。

  • フォーマットの複製が1秒で終わる(線を引き直す手間がゼロ)
  • 書いた手書き文字を後から投げ縄ツールで移動・サイズ変更できる
  • スマホで撮った写真やスクリーンショットをその場で貼れる
  • 数年分の手帳がiPad 1台に収まり、手書き文字まで全文検索できる

「予定と現実のギャップ」が見えるダブルタイムライン設計

7年以上iPadで手帳を書き続ける中で、「既製品のデジタルプランナーではどうしても帯に短し襷に長しになる」と感じていたポイントをすべて解消するために設計したのが、オリジナルのリンク付きPDF手帳「2027 Digital Planner」です。

特にこだわったのが、デイリーページに採用した「ダブルタイムライン(2列の時間軸)」です。

使い方のパターン左側のタイムライン右側のタイムライン得られる効果
① 計画と実績の比較(PDCA)朝に立てた「予定スケジュール」実際に動いた「行動ログ」見積もりの甘さや「何に時間を奪われたか」が視覚的にわかる
② 仕事とプライベートの並走自分の仕事の予定・会議子どもや家族の予定・送迎家庭の予定を踏まえた無理のない作業可能時間が見える
③ 行動ログと感情・体調メモその時間にやった作業内容集中度・気分・食事の記録自分の集中しやすい時間帯(ゴールデンタイム)が把握できる

さらに、全736ページの月間(マンスリー)・週間(ウィークリー)・日間(デイリー)・ToDo(25項目のハビットトラッカー/ガントチャート)・4種のメモページがすべてハイパーリンクで繋がっており、iPadを横向き(16:9)に置いたときに手首が当たらず広く書ける下部ナビゲーションを採用しています。


紙のノートとiPadデジタルプランナーの「現在の使い分け」

現在、私の中で「紙のノート」と「iPadのデジタルプランナー」は競合するものではなく、次のような明確な役割分担で共存しています。

  • iPadデジタルプランナー(Goodnotes / Noteful / Noteshelf):
    • 毎日のスケジュール・タスク管理、習慣トラッカー、写真付きの日常ログ、仕事のプロジェクト進行、読書やセミナーのメモなど「検索したい・移動や複製をしたい・いつでも持ち歩きたい記録」の母艦。
  • 紙のノート(トラベラーズノート・測量野帳・付箋):
    • 万年筆インクの色見本帳、洋裁(ソーイング)の実物生地スウォッチ帳、机の上での瞬発的な付箋アイデア出しなど「紙の質感や実物の厚みをそのまま残したい記録」。

「紙の手帳がなかなか続かなかった」「iPadを買ったけれど動画を見るだけになっている」という方は、ぜひ一度iPadでの手書きデジタルプランナーを体験してみてください。商品ページでは無料のサンプル版PDFも案内しています。