NotebookLMは、複数の情報ソースをもとにAIが要点をまとめてくれる、Google提供のAIノートアプリです。

PDFファイルやWebページ、YouTube動画、Googleドキュメントなど、複数の情報源をまとめて読み込ませ、効率よく情報整理が可能です。ポッドキャストのように対話形式でAIが会話しながら内容を確認できるのが特徴です。

耳からの情報インプットが手軽にできるため、移動の多い人や、車を運転する人、家事の合間に効率よく情報を頭に入れておきたい人におすすめです。
また、Webブラウザからアクセスすれば、マインドマップ生成もできるため、必要な部分だけを素早く把握したいときに便利です。
iPad・iPhoneで録音した音声を、そのまま情報ソースにする
Gemini Notebook(旧NotebookLM)のモバイルアプリには、音声を直接録音する機能が追加されました。授業や取材、自分の考えを話したメモを、別の録音アプリから書き出さずにノートブックへ残せます。録音した内容はほかの資料と並ぶソースとして扱われ、質問への回答や引用元の確認に利用できます。
これは、録音した音声を人が事前に文字起こしして貼り付けなくてもよい、という意味です。内部で文字認識が行われないという意味ではありません。 引用や要約は元の録音と照合して確認しましょう。
音声メモから記事の構成案を作る
- iPhoneやiPadのGemini Notebookアプリで、新しいノートブックを用意します。
- 思いついた記事のテーマや、実際に試したアプリの感想を音声で録音します。
- 同じノートブックに公式ヘルプや参考記事をソースとして追加します。
- 「自分の体験」「公式情報」「未確認の点」を分けて整理するよう質問します。
- 出典を確認して構成案を作り、確定した内容をObsidianのMarkdown原稿へ移します。
たとえば、iPadアプリを試しながら操作感を口頭で記録し、あとで公式の更新履歴と照合すると、体験談と製品仕様を混同しにくくなります。
ソーイングの制作記録にも応用
縫製中に「袖ぐりを何ミリ補正したか」「ロックミシンの設定をどう変えたか」を録音しておき、完成後に質問して修正点を一覧化する方法も考えられます。寸法や設定値は聞き取り間違いが起こり得るため、型紙・写真・実測値と照合してからObsidianの作品ノートへ保存します。
詳しい手順と注意点は、関連記事「Gemini Notebookの音声録音でメモをソース化する|iPadから記事・制作記録につなぐ方法」で紹介しています。
公式情報: Google Workspace Updates(2026年9月18日)
NotebookLMアプリ版とWebブラウザ版の違い
NotebookLMには、iPad/iPhoneのアプリがありますが、Webブラウザ版と比べるとできることが少し制限されています。

どちらもGoogleのAI技術を活用し、PDFやWebページ、Google Docsなど複数ソースの情報を読み込み、要点を整理・対話できる点は共通です。

まとめたい情報ソースを追加することができます。

NotebookLMは追加された情報ソース元に回答してくれます。

チャットタブで、追加した情報ソースを元に質問ができます。

スタジオタブで、追加した情報ソースの概要を音声で聞くことができます。

音声概要は、情報ソースの要点を会話形式にまとめたもので、移動中や作業中の“ながら学習”に最適です。
右上のメニューから、音声概要をダウンロードしておくと、オフライン再生も可能です。

一方で、マインドマップ作成機能は、アプリ版にはありません。マインドマップ作成やメモ追加機能が使えるのは、現在、Webブラウザ版のみです。

マインドマップを作成すると、情報ソースの中でも自分に必要な部分だけを確認することができます。

作成したマインドマップはアプリ版では確認できませんが、Web版で作成したノートでも、チャット機能で質問したり、音声概要は再生確認できます。
👂ながら勉強に最適なNotebookLM
NotebookLMの最大の特徴のひとつが、音声概要の自動作成機能です。
AIが情報ソースの要点を、対話形式でまとめてくれる機能なんですが、AI音声が割と自然で、まるでポッドキャストを聴いているような雰囲気で、概要を耳から聞くことができます。
車移動の多い人、料理中や家事中に耳だけ空いてる人にとっては、「読む」ではなく「聴く」インプットができることが最大の強み。
「机に向かってじっくり読む時間がない」人にこそ使ってほしいのがNotebookLMです。
特に移動が多いビジネスパーソンや、通勤・通学時間を有効活用したい学生にとって、NotebookLMの「Audio Overview」機能はまさに革新的。これは、読み込んだPDFやWeb記事の要点を、AIがポッドキャスト形式で音声要約し、まるでラジオ番組のように聞かせてくれる機能です。
この音声再生は、ただの読み上げではなく、AIが資料の重要なポイントを抽出し、対話形式で分かりやすく伝えてくれる点がポイント。たとえば、「この文書はどんな内容か?」「なぜそれが重要なのか?」といった問いに答えるかたちで、文脈を含めた理解をサポートしてくれます。
これにより、電車内や車の運転中、さらには料理や掃除といった日常の「ながら時間」が、効率的な学習・情報収集の場へと変わります。しかも、オフライン再生にも対応しているため、通信環境に左右されることなく、いつでもどこでも“耳で学ぶ”が可能です。
さらに、NotebookLMは同じ資料を後でテキストでも確認できるので、「聞いて気になったところを読み直す」といった復習スタイルも取りやすい設計になっています。これは、耳からインプットした情報を視覚でも再確認することで、記憶の定着を高められるというメリットもあります。
従来の学習は「読む」「書く」が主でしたが、NotebookLMの登場により、「聞く」という新しい選択肢が加わりました。忙しい現代人にとって、ながら時間を有効活用し、ストレスなく知識を身につけられるNotebookLMは、まさに現代の“耳学”を支える必須アプリといえるでしょう。
NotebookLMでレポート作成
NotebookLMを使った活用事例紹介
レポート作成や資料作りは、膨大な情報を読み込んで整理し、自分の言葉でまとめる必要があるため、多くの時間と集中力が求められます。そんな作業を驚くほど効率化してくれるのが、NotebookLMです。特に学術論文や業務レポートのように、複数の資料を横断的に参照しながら書く場面で、その真価を発揮します。
NotebookLMの最大の強みは、PDFやWeb記事、Googleドキュメントなど異なる情報ソースを一括で取り込み、AIがそれらの内容を理解し、要点をまとめてくれる点です。つまり、従来のように資料を一つひとつ読んでメモする必要がなくなり、インプットからアウトプットまでのプロセスが圧倒的にスムーズになります。
さらに、AIチャット機能を使えば、「このテーマに関する重要なポイントは?」「この文献に反論している研究はある?」といった具体的な質問を投げかけることで、NotebookLMが関連情報を整理して提示してくれます。これにより、自分の考えを補強する裏付けや引用元をすばやく探せるため、レポートの説得力が大きく向上します。
加えて、情報の要点を視覚的に構造化する「Mind Map」機能を使えば、レポートの構成も自然と整理されます。導入・本論・結論といった論理展開をマップ上で視覚的に把握できるため、アイデアの組み立てがスムーズに進み、文章に起こす際の迷いも軽減されます。
もちろん、NotebookLMがすべてを自動でやってくれるわけではありませんが、下準備や素材整理といった「骨組み」の部分を担ってくれることで、ユーザーはより創造的な思考や表現に集中できます。これは、単なる効率化ではなく、質の高いレポート作成を支える新しい知的作業スタイルの提案とも言えるでしょう。
NotebookLMは、時間のない学生や、業務効率を求めるビジネスパーソンにとって、レポート作成の力強い味方となるアプリです。
NotebookLMの使い方をもっと知りたいなら
アップデート解説
Gemini Notebookの音声録音でメモをソース化する|iPadから記事・制作記録につなぐ方法
Gemini Notebook(旧NotebookLM)のモバイル録音機能を解説。iPad・iPhoneで話したメモを引用可能なソースとして扱い、記事やソーイングの制作記録に活用する方法を紹介します。
記事を読む →- 📑 NotebookLMで資料まとめが楽になる
- 🍳 NotebookLMを使ったAIレシピ管理の紹介
- 📊 AI時代のプレゼン資料作成術
- 🎥 NotebookLM×Goodnotesでつくる!AI時代の新しいプレゼン資料作成術
- 📘 NotebookLMを説明書にしたら、細かい操作がかなり楽になった
- 📱 NotebookLMにアプリ図鑑のepubを追加したら、おもしろかった
- 👩💼 iPadで始めるGemini Notebook×Gemini秘書術
スライド・動画を生成前に確認して編集する
2026年10月19日に、スライド資料や動画解説を作る前に構成を確認できる「Co-creation」が発表されました。ソースから提案されたテーマと構成を見直し、冒頭の要約や動画の場面順を調整してから生成できます。ニュースレターの内容をセミナー資料に作り直すときにも役立つ機能です。
ニュース
Gemini Notebook、スライドと動画の構成を生成前に編集可能に
Gemini Notebookに、スライドや動画を生成する前に構成案を確認・修正できるCo-creation機能が追加。iPadを使ったセミナー資料制作への活用法を紹介します。
記事を読む →NotebookLMの特徴
- Google製のAIノートアプリ
- 複数のPDFやWebソースを横断的に扱える
- 会話形式での内容把握(ポッドキャスト風)
- 音声での読み上げに対応
- 情報をマインドマップ風に整理
- 対話履歴やノートを保存・再利用可能
- Googleアカウントと連携してデータ管理
- ▲レスポンスにやや時間がかかる場合あり
Pro版と無料版の違い
- Google AI Pro 月額2,900円
- 音声概要、クエリ、最大ノートブック数、1ノートブックあたりのソース数などがProにすると5倍になる
- 無料版にはできないノートブックのスタイルとトーンをカスタマイズがProでは可能
- ノートブックの共同編集機能もProのみ
Google AI Pro(Google One AI Premium)には、NotebookLMの使用量上限増加だけでなく、Gemini Advancedや2TBストレージなども含まれています。
| 項目 | 無料版 | Pro版(Google One AI Premium等) |
|---|---|---|
| ノートブック数 | 最大100冊 | 最大500冊 (reddit.com) |
| 1冊あたりの情報ソース数 | 最大50ソース | 最大300ソース |
| 1日のチャットクエリ数 | 50回まで | 500回まで |
| 1日の音声生成数 | 3件まで | 20件まで |
| 出力品質 | 有料と同等 | 無料と同等 |
| 追加機能 | 基本機能全搭載 | • 回答スタイル切替(Guide/Analyst/カスタム)• 回答の長さ調整• 「Chat-only」共有ノートブック• 使用状況の分析・チーム向けセキュリティ |
NotebookLMの料金
NotebookLMはGoogleアカウントがあれば完全無料で利用可能です。ノートブックの作成、ソース資料のアップロード(ドキュメント、PDF、音声、YouTube等)、音声解説(Audio Overview)の生成まで追加料金なしで利用できます。Google Workspace等の法人向け環境やGemini Advancedとの連携プランも展開されています。
NotebookLMのアップデート内容
1.60.7:2026年10月2日:メモをソースとして活用
- メモを新しいソースとして直接作成可能になり、チャットの回答をそのままメモとして保存可能に
1.59.1:2026年9月18日:リアルタイム音声対話「Live Voice」と直接録音
- ノートブックの内容についてリアルタイムで対話できる「Live Voice」に対応(会話の途中で割り込み可能、履歴は自動保存)
- モバイルアプリ内でのダイレクト音声録音に対応
1.56.7:2026年9月4日:アーティファクト作成とショート動画オーバービューの拡充
- チャットから直接アーティファクト(成果物)の作成とソースインポートが可能に
- 質問送信後にアプリを閉じてもバックグラウンドで回答処理を継続
- ショート動画オーバービューの多言語対応を拡大



