授業でノートをとったあと、そのノートってどうしていますか?
きれいにまとめたのに、テスト前に読み返すだけになってしまう。そんなことも多いんじゃないかなと思います。せっかく自分の手で書いたノートなので、もう少し勉強に活かせたらいいですよね。
2026年10月7日、OpenAIがChatGPTの新しい学習機能を紹介していました。手書きノートをPDFにして読み込ませたり、その内容から暗記カードやクイズを作ったりできるというものです。
これ、iPadで手書きノートを使っている人には、なかなか面白い機能だと思いました。ノートを書くところは自分でやって、復習問題を考えるところはAIに手伝ってもらう。そんな使い分けができそうです。
ただし、今回の発表は主に10代向けの「ChatGPT for Teens」に関するものです。紹介されている機能が日本の一般アカウントやiPadでもすべて使えるわけではないので、その点は分けて見ていきます。
手書きノートをまとめてPDFにできる
今回紹介された機能の1つが、ノートの連続撮影です。
紙のノートを1ページずつ撮影し、まとめて1つのPDFにしてChatGPTへアップロードできるというもの。複数ページの授業ノートを使って勉強するときに便利そうです。
ただし、この撮影機能はiOS向けとして案内されていて、iPadで同じ操作ができるかはまだ確認できていません。
iPadで試すなら、まずはGoodnotesなどで書いたノートをPDFに書き出して、ChatGPTへ渡す方法がわかりやすいと思います。こちらは新しい連続撮影機能を使う方法とは別です。
ノートの内容から暗記カードを作れる
個人的にいちばん気になったのが、フラッシュカード(暗記カード)を作れる機能です。
たとえば理科の授業ノートをアップロードして、「このノートから重要なポイントを暗記カードにして」とお願いする。すると、表に質問、裏に答えがあるカードを作れます。
カードをタップして答えを確認したり、覚えたカードともう一度復習したいカードを分けたりできます。カードをシャッフルしたり、ライブラリに保存してあとから使ったりすることもできます。
ただ文章を要約してもらうのとは違って、自分で答えを思い出すための道具として使えるのがいいところです。
iPadの授業ノートで試すなら
例えば、こんな手順です。
- GoodnotesやNotabilityで授業ノートを書く。
- ノートをPDFに書き出し、ChatGPTにアップロードする。
- 「このノートから、重要な用語と仕組みを確認できる暗記カードを10枚作って」とお願いする。
- カードの質問を見て、答えを考えてから裏返す。
- 間違えたところは元のノートに戻って確認する。
わざわざ問題集を作る時間をとらなくても、いつものノートを復習に使えるのは便利そうです。
もちろん、AIが作ったカードの内容が必ず正しいとは限りません。特にテスト勉強では、元の教科書やノートと照らし合わせながら使うのがよさそうです。
クイズで「わかったつもり」を確認する
暗記カードだけでなく、ノートの内容からクイズを作る機能も紹介されています。
用語を覚えたいときは暗記カード、内容をちゃんと理解できているか確かめたいときはクイズ、という使い分けができそうです。
たとえば、光合成の仕組みをまとめたノートなら、単に「葉緑体とは?」と聞くのではなく、「光が当たらないと光合成はどうなる?」といった、少し考える問題を作ってもらうのも面白そうです。
iPad Workersなら、こんな使い方もできそう
読書メモを質問に変える
授業ノートだけでなく、読書メモにも使えそうです。
本を読んで気になったことを書き出したら、そのメモをもとに「この本の内容を思い出すための質問を5つ作って」とお願いする。読み終わったあとに質問へ答えてみると、自分がどこまで理解していたかが見えてきそうです。
9FSで読後の考えを整理する前に、一度質問に答えてみるのもよさそうですね。
苦手なところだけ復習する
資格の勉強などでは、間違えた問題だけをもう一度出してもらう使い方も考えられます。
全部のノートを何度も読み返すのではなく、まだ覚えられていないところに時間を使う。そう考えると、ノートとAIの組み合わせは、勉強時間の使い方を変えてくれるかもしれません。
日本のiPadでも使える?
ここは少し注意が必要です。
2026年10月7日の公式発表は主にChatGPT for Teens向けの学習体験についてのものです。フラッシュカードの公式ヘルプには、カードの作成や保存、復習の方法が掲載されていますが、アカウントや地域によって表示される機能が異なる可能性があります。
また、ノートを連続撮影する機能については、iPadでの提供状況をまだ確認できていません。iPadで試す場合は、まずノートアプリからPDFを書き出す方法が確実です。
個人情報を含むノートや、学校・仕事の機密資料をアップロードする場合も、共有してよい内容か確認しておきましょう。
書いたノートを、もう一度使うために
ノートって、書いているときには一生懸命でも、あとから見返す機会が意外と少なかったりします。
今回の機能で面白いなと思ったのは、手書きそのものをAIに置き換えるのではなく、自分で書いたノートを使って、次の勉強につなげられるところです。
まずは1ページの授業ノートから、暗記カードを作ってみたいと思います。

