Inkidian(インキディアン)は、ObsidianのVault内にApple Pencilの手書きノートを直接保存できる、iPad向けのネイティブ手書きアプリです。
Obsidian本体の画面上で描くのではなく、Apple純正のPencilKitを採用した専用iPadアプリで書き、無料のObsidian公式コミュニティプラグインを介して表示・Markdownへの埋め込み・再編集への移動を行います。
- App Store:Inkidian on the App Store
- 公式サイト:Inkidian
- Obsidianプラグイン:Inkidian - Obsidian Community Plugins
Inkidianの特徴
手書きノート(.inkd)をVault内にそのまま保存
Inkidianの最大の特徴は、手書きノートを .inkd という拡張子のファイルとして、MarkdownやPDFと同じObsidianのVault内に直接保存できる点です。専用クラウドにデータを閉じ込めることなく、ローカル優先(Local-First)で自分の手元にファイルを維持できます。
Markdownノートへの直接埋め込み
Obsidianの無料プラグインを導入することで、Markdownノート内に手書きノートを簡単に埋め込めます。
![[読書メモ.inkd]]
テキストで論理を組み立てながら、思考の図解やスケッチを同じページ内に配置できます(埋め込み時は手書きノートの最初のページが表示されます)。
PencilKitを採用したネイティブ描画
描画エンジンには、Appleメモ等でも使われている「PencilKit」を採用しています。iPadの画面でApple Pencil本来の書き心地や筆圧・傾き検知を活かしてスケッチできます。
PDFへの標準注釈保存
PDFへの手書き注釈やハイライトは独自フォーマットではなく、PDF標準の注釈としてファイル自体に保存されます。MacのプレビューやAdobe Acrobatなどの外部ツールで開いた場合でも、同じ注釈をそのまま閲覧・確認できます。
画像への手書きと保存選択
スクリーンショットや画像への書き込みにも対応し、元画像を上書き更新するか、新しいコピーとして保存するかを選択できます。
マルチプラットフォームでの閲覧
手書きの編集はiPadのInkidianアプリで行いますが、作成された手書きノートは、Mac、Windows、Linuxなどの各OS版Obsidian上でも無料プラグインを通じて閲覧・埋め込み表示が可能です。
Inkidianの料金
2026年10月時点の公式案内および開発元情報です。
| 項目 | 内容・料金 |
|---|---|
| iPadアプリ本体 | 14日間の無料トライアル後、買い切り 1,500円(日本のApp Store価格) |
| Obsidianコミュニティプラグイン | 完全無料(MITライセンス) |
| 課金形態 | 買い切り方式(サブスクリプションなし) |
月額や年額の定期購読(サブスクリプション)ではなく、一度購入すれば永続利用できる買い切りモデルです。
Inkidianのアップデート内容
1.0:2026年10月12日:正式リリース
- App Storeにて正式リリース。
- iPadOS 18以降に対応し、PencilKitによるApple Pencil手書きノート(.inkd)の作成、PDF標準注釈保存、画像への手書き書き込みをサポート。
2026年10月9日:パブリックベータ(TestFlight)公開
- Obsidian公式フォーラムにてiPad向けネイティブアプリおよびObsidianプラグインのパブリックベータが発表。
.inkd形式の手書きノート作成、Markdown埋め込み、PencilKit描画、PDF標準注釈機能を提供。- 正式版リリースに向け、複数デバイス間の同期挙動や安定性向上のテストを実施。
Inkidian
Thomas Toffalori




